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東京オリンピックの陸上日本代表は「戦後最強」だった…トラック種目で奮闘し、入賞「9」

読売新聞 / 2024年8月3日 17時24分

東京オリンピック陸上女子1500メートルで8位入賞した田中希実

 パリオリンピックの陸上競技は8月1日から始まる。総勢55人を数える日本代表の活躍が期待されるが、前回東京オリンピックの日本勢は、「戦後最強」だった。期待の高かった男子400メートルリレーはバトンがつながらず棄権というまさかの結果に終わったが、他の種目の日本勢が歴史的な活躍を見せた。(デジタル編集部)

 表彰台に上った種目は、男子競歩20キロのみだったが、池田向希(こうき)(旭化成)が銀、山西利和(愛知製鋼)が銅と1種目でメダル2個を獲得した。1大会で陸上の日本代表が獲得したメダル数としては、2016年リオデジャネイロ大会や2004年アテネ大会、1992年バルセロナ大会と並ぶ戦後最多。陸上競技で日本人がメダルを獲得するのがいかに難しいかがわかる。そんな中、同一種目でのメダル2個。16日連続真夏日となるなど、札幌としては異例の暑さの中での快挙だった。

 メダルこそ逃したが入賞を果たしたのは、男女計7人。中でも、女子1500メートルに日本勢として初めて出場した田中希実(豊田自動織機TC)は予選、準決勝と自身の持つ日本記録を更新するなど快走を披露し、準決勝では3分59秒19と初めて4分を切った。決勝でも再び4分を切り8位。5000メートルと1500メートルに出場するパリ大会でも活躍が期待される。

 女子のトラック種目では広中璃梨佳(日本郵政グループ)が1万メートルで7位入賞。5000メートルは9位と入賞にあと一歩及ばなかったが、決勝で福士加代子の日本記録を16年ぶりに更新するなど、大健闘だった。マラソンの一山麻緒(ワコール)も8位入賞を果たした。パリ大会で金メダルが期待される女子やり投げの北口榛花(はるか)(JAL)は決勝で記録を伸ばせず12位にとどまったものの、決勝進出自体が1964年東京五輪以来、57年ぶりのことだった。

 男子も奮闘した。特に、トラック種目やフィールド種目で、快挙と言っていい成績を残した。3000メートル障害は、当時19歳の三浦龍司(順大)が日本勢として49年ぶりに決勝に進むと、決勝でも世界の強豪と対等に戦い7位。この種目では史上初、長距離トラック種目では21年ぶりの入賞を果たした。走り幅跳びでは橋岡優輝(富士通)が8メートル10の6位。1984年ロサンゼルス大会7位の臼井淳一以来、37年ぶりの入賞だった。

 50キロ競歩では、日本記録保持者の川野将虎(まさとら)(旭化成)が、出場選手の6分の1が途中棄権する猛暑の中で踏ん張り、6位入賞。マラソンでは、パリ大会にも出場する大迫傑(ナイキ)が6位入賞を果たした。

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