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脳死と判定された男児から、女児に国内初の肝臓・腎臓同時移植…経過は順調で歩いて退院

読売新聞 / 2024年7月12日 20時33分

 国立成育医療研究センター(東京)は12日、脳死と判定された6歳未満の男児から提供された肝臓と腎臓を10歳未満の女児に移植する手術に成功したと発表した。脳死者の肝臓・腎臓を子どもに同時移植した国内初のケースとなる。

 同センターによると、女児は、肝硬変と 嚢胞 のうほう腎で、手術は5月17日、12時間42分かけて行われた。手術後の経過は順調で7月上旬、歩いて退院した。

 国内では、脳死の提供者(ドナー)が少ないこともあり、同時移植が必要な子どもは、親らをドナーとする生体移植に頼っていた。

 女児の両親は、「私たちがドナーとして適合せず困惑している中、本当にありがたいお話をいただきました。ドナーの方、そのご家族、医療スタッフ、生活を支えてくださっている全ての方々には感謝しかありません」と、同センターを通じてコメントを発表した。

 日本臓器移植ネットワークによると国内ではこれまで、脳死者から提供された肝臓と腎臓の同時移植が、今回の女児のほかに、20歳以上に対し58件行われている。

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