オリンピックまで２週間…早田ひな「最後まで悔いなく」、山口茜「今回は笑顔で終わる」

練習する奈良岡功大（１２日）＝武藤要撮影

　パリ五輪開幕まで２週間となった１２日、陸上代表の結団式や卓球代表の公開練習が行われ、選手たちが意気込みを語った。

　陸上の結団式はオンラインで行われ、男子主将に選ばれた短距離の飯塚翔太（ミズノ）は「次の世代に刺激を与えられるようなパフォーマンスを出していきましょう」と呼びかけた。また、女子主将を任されたやり投げの北口榛花（ＪＡＬ）は海外遠征中のため動画メッセージで「個々の頑張りが必ずチーム全体の勢いになる」と鼓舞した。

　卓球代表は東京都内で練習を公開し、女子で初出場の早田ひな（日本生命）は今月７日に２４歳の誕生日を迎えたことを踏まえて、「４歳から卓球を始めて２０年目。夢だった五輪に出場できてうれしいし、最後まで後悔なく戦いたい」。２大会連続出場となる男子の張本智和（智和企画）は「五輪は４年に１回という重圧にとらわれすぎずに、いつも通りの試合をするんだという気持ちで臨みたい」と語った。

　バドミントン日本代表も都内で練習を公開し、女子シングルスで３大会連続出場の山口茜（再春館製薬所）は「過去２大会は（８強で）泣いてるので今回は笑顔で終われたら」と決意。男子シングルスで初出場の奈良岡功大（ＮＴＴ東日本）は、「目の前の試合を一戦一戦全力で頑張る」と抱負を述べた。

　体操女子の代表選手らは羽田空港で出国前に抱負を述べた。５人全員が初出場のチームを引っ張る活躍が期待される宮田笙子（順大）は「団体のメダルに向けて、（事前合宿での）練習を大切にして一つひとつ丁寧にこなしたい」と語った。一行はモナコでの合宿で最終調整を行い、本番に臨む予定。