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防衛白書、中台の緊張が高まる可能性に警鐘…中国の核弾頭は「30年までに1000発超える」

読売新聞 / 2024年7月12日 23時27分

 政府は12日、2024年版防衛白書を公表した。中国が台湾周辺で軍事活動を活発化させているとし、「中台間の軍事的緊張が高まる可能性も否定できない」と警鐘を鳴らした。ロシアによるウクライナ侵略と同様の事態が「東アジアで発生する可能性は排除されない」と警戒感を示した。

 白書は中国の軍事動向について、沖縄県・尖閣諸島周辺を含む日本周辺で活動を活発化させているとも指摘。「わが国の平和と安全を確保する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦」と位置づけた。中国が運用可能な核弾頭は「23年5月時点で500発超」とし、「30年までに1000発を超え、35年まで増加し続ける」と予測した。

 台湾情勢を巡っては昨年8月、台湾の 頼清徳 ライチンドォー副総統(当時)が米国に立ち寄ったことに中国が反発し、実施した軍事演習について、「台湾侵攻作戦の一部が演練された可能性がある」と分析した。

 北朝鮮に関しては、装備の多様化や情報収集・警戒監視手段の確保などにより、「質的な意味での核・ミサイル能力の向上に注力している」とした。ウクライナ侵略を続けるロシアの継戦能力について、北朝鮮から砲弾やミサイルを調達し、戦力を維持しているとの見方を示した。

 発足から70年を迎えた自衛隊の歩みを振り返る特集を組み、自衛隊の役割が宇宙・サイバー・電磁波などの領域に広がってきたことを報告した。

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