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松山城の土砂崩れ、行方不明者3人の捜索続く…現場周辺では再び降雨

読売新聞 / 2024年7月13日 11時42分

行方不明者の捜索が続く土砂崩れの現場(13日午前9時46分、松山市で)=近藤誠撮影

 松山市の松山城(重要文化財)の城山で12日未明に発生し、3人が行方不明となっている土砂崩れは、13日も消防隊員や警察官による捜索が続いた。

 土砂崩れは12日午前3時50分頃発生。城山(標高約130メートル)の北東側斜面が幅約50メートル、高さ約100メートルにわたって崩れ、住宅やマンションに流入した。

 土砂で木造住宅1棟が押しつぶされた同市緑町の現場では夜通しで捜索が行われ、13日は市消防局や愛媛県警など計約100人態勢で実施している。

 愛媛県によると、行方不明となっている90歳代の男性と80歳代の女性は夫婦で、40歳代の男性は息子。水を含んだ土砂を重機で運び出し、消防隊員らがスコップで泥をかき出していた。

 13日午前には現場周辺で再び降雨となった。市消防局によると、二次災害の恐れがあるため、大雨になれば活動を中断する可能性があるという。

 市は午前10時現在、土砂崩れ現場を含む清水地区の1万3226世帯(2万2062人)に避難情報で最も危険度が高い「緊急安全確保」(警戒レベル5)の発令を継続。避難所には31世帯57人が身を寄せている。

 近くに住む80歳代の女性は「マンションが手前にあって捜索の状況は全くわからないが、早く見つけてあげてほしい」と心配していた。

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