北口榛花、また土壇場でビックスロー…今季自己最高で逆転V「力みすぎず普通に臨めた」
読売新聞 / 2024年7月13日 16時31分
【モナコ=平地一紀】陸上の最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)は12日、モナコで行われ、女子やり投げの北口榛花(JAL)は、2位で迎えた最終6投目で65メートル21の今季自己最高をマークし、逆転優勝した。DLは今季2勝目で、通算8勝目。女子5000メートルでは、田中希実(ニューバランス)が14分40秒86の今季自己最高で3位に入った。男子110メートル障害の泉谷駿介(住友電工)は転倒して棄権。
納得の65メートル超
トレードマークの笑顔がはじけた。女子やり投げの北口が、パリ五輪を目前に控えた大会で今季の自己最高記録を樹立し、逆転優勝。「練習の投てきが『いいな』というふうに思って、かなり自信を持って臨めた」。してやったりの表情だった。
1投目で今季自己ベストとなる64メートル63をマークしたが、昨年の世界選手権銅メダルのリトル(豪)に上回られた。最後の6投目は一段と気持ちを高めた。「やっぱり勝ちたいと思って、全力で投げた」。スムーズな助走から投じられたやりは今季初めて65メートルを超え、「力みすぎることもなく、普通に臨めた」と本人も納得の逆転劇だった。
「調子は上がってきていない」。6月下旬の日本選手権を制しても浮かない様子だった北口。そこから自分の投てきを見つめ直し、「65メートルを投げられたことは、一つ大きい」とうなずいた。
20日のロンドンでのDLが、五輪前最後の大会となる。「ロンドンで、もう一回いい感覚で投げて、五輪に臨みたい」。昨年の世界女王が上昇気流に乗ってきた。
(平地一紀)
田中 充実の3位
女子5000メートルの田中が、パリ五輪前最後のレースを3位で締めくくった。集団の中で自らのペースを保ち、徐々に順位を上げて迎えた残り1周。最後の力を振り絞り、ゴール手前で前を走る選手をかわした。「ラスト1周でしっかり順位を取ることは意識できた。(体を)動かしきることができたのは収穫」。今後はイタリアで高地トレーニングを積み、パリへ向かうという。
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