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機密文書持ち出し起訴棄却、トランプ氏に追い風「第一歩に過ぎない」

読売新聞 / 2024年7月16日 2時39分

トランプ前大統領(AP)

 【ニューヨーク=山本貴徳】米フロリダ州の連邦地裁は15日、トランプ前大統領が退任時に政府の機密文書を不法に持ち出したとされる事件の裁判で、検察側の起訴を棄却した。特別検察官を任命した手続きが憲法違反だと判断した。

 トランプ氏側の主張が認められたもので、15日から行われる共和党大会で大統領選の候補に正式指名されるトランプ氏に追い風となりそうだ。トランプ氏は決定を受け、自身のSNSに「違法な起訴の棄却は第一歩に過ぎない。全ての魔女狩りも速やかに棄却すべきだ」と投稿した。

 トランプ氏は2021年に大統領を退任した後、フロリダ州の自宅に機密文書を含む多数の公務に関する文書を持ち出したとして、23年6月にスパイ活動法違反などの罪で起訴された。トランプ氏側は、事件を捜査した特別検察官について、本来は大統領が指名し、議会上院が承認する手続きが必要なのに、それが行われていないと主張していた。

 担当判事は棄却の理由として、任命手続きは議会の役割を損ねており、憲法上の枠組みに違反していると結論づけた。特別検察官に与えられた予算についても議会の承認を得ておらず、違法だとした。

 今回、棄却されたのはトランプ氏が抱える四つの事件の一つ。不倫の口止め料を不正に処理したとされる事件の裁判では、5月に有罪の評決を受け、トランプ氏側が無効を申し立てている。

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