大谷翔平、オールスター戦に２番指名打者で先発出場へ…「何回来ても雰囲気は素晴らしい」

　【アーリントン（米テキサス州）＝帯津智昭、平沢祐】米大リーグ機構（ＭＬＢ）は１５日、オールスター戦（１６日・アーリントン）の先発メンバーを発表し、４年連続４度目の選出となったドジャースの大谷はナ・リーグの２番指名打者（ＤＨ）での出場が決まった。

　ナ・リーグの先発は、昨年のドラフトで全体１位指名を受けた右腕スキーンズ（パイレーツ）。ＭＬＢによると、球宴で新人が先発投手を務めるのは１９９５年の野茂英雄（ドジャース）以来。ア・リーグの４番にはジャッジ（ヤンキース）が入った。

　大谷はドジャースに移籍した１年目の前半戦を終え、チーム９７試合のうち９４試合に出場し、打率３割１分６厘（ナ・リーグ２位）、２９本塁打（１位）、６９打点（３位）、２３盗塁（３位タイ）という堂々とした成績を残した。オールスター戦前日の１５日に取材に応じ、「リハビリの過程は順調で、出場できている試合が多いというのがまず一番」と、昨年９月に手術した右肘の回復が進み、大きなけがなく打席に立てていることに手応えを語った。

　オールスターは４年連続４度目の出場となる。普段は敵として戦う他チームの選手たちと談笑し、「何回来ても、こういう雰囲気は素晴らしい。また来たいと思う場所かな」。１年目で初選出となったカブスの今永と一緒にホームラン競争を見守るなど、リラックスした様子。「（相手は）全員素晴らしい投手。対戦を楽しみにしたい」と胸を躍らせた。（帯津智昭）