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ゴルフ上手な巨人・グリフィン、父親は米国の著名コーチ…共通点は「スイングが似ていることかな」

読売新聞 / 2024年7月17日 12時0分

好調を維持するグリフィン=黒瀬祐生撮影

[THE GIANTS 2024]

 来日2年目のフォスター・グリフィン(28)はゴルフがうまい。アイアンが得意で、ベストスコアは68。米国で著名なコーチの父を持ち、その腕前は巨人同僚の間で「球界ナンバーワン」の声が上がるほど。繊細な感覚が求められる競技での器用さは、野球にも通じている。

 開幕前から苦しんでいた中、6月15日の日本ハム戦から一気に復調した。九回途中無失点の快投を演じると、そこから5試合続けて7回以上を投げて1失点以下だ。きっかけは、6月8日のオリックス戦で黒星を喫した後の1週間にあった。

 上げた右脚を止めるフォームに変え、「投げ急ぐことがなくなり、バランスが良くなった」。左右の打者で分けていた立ち位置もプレートの一塁側に固定し、右打者への外角直球の精度が向上。新たにスライダーとチェンジアップも織り交ぜ、わずかな期間で変身を遂げた。

 「スイーパー」と呼んで大リーグ時代から投げていたスライダーは、来日後、「使い方がわからない」と投げていなかった。練習で試したところスタッフから「めちゃくちゃいい」と絶賛され、ブルペンで左右それぞれの打者で曲げるポイントをつかんだ。

 これによって投球の幅が広がった。軸のカットボールより曲がりが大きく、球速が約10キロ遅いため、「直球のタイミングでカットに対応されにくくなった」とチーム関係者。戸郷に教わって昨夏から投げ始めたフォークボールも、今や欠かせない武器になっている。

 13日のDeNA戦で、来日後初めて父が観戦に訪れた。「ゴルフと野球は個人と団体で競技が全く違う。共通点を挙げるなら、スイングが似ていることかな」。7回1失点の好投に加え、六回の打撃でも低めの球をゴルフさながらのスイングで中越え適時二塁打とし、父に4勝目を届けた。(福井浩介)

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