パリパラリンピック選手団が結団式で「挑め、自分史上最強。」のスローガン発表…石山大輝旗手「壁に挑みたい」と抱負

団旗を受け取る（右端から）石山大輝選手と西田杏選手（１６日午後、東京都千代田区で）＝池田亮撮影

　８月２８日に開幕するパリパラリンピックに臨む日本選手団の結団式が１６日、都内のホテルで開かれた。選手団のスローガン「挑め、自分史上最強。」が発表され、約１か月半後に迫った開幕に向け、選手らは決意を新たにした。

　式では、日本パラリンピック委員会（ＪＰＣ）の森和之会長から、田口亜希選手団長を通じ、旗手を務める陸上男子の石山大輝選手（２４）と、水泳女子の西田杏選手（２７）に団旗が手渡された。

　田口団長は「無限の可能性を体現するパラアスリートの活躍を通して、より良い社会を作るための社会変革を生み出していきたい」とあいさつした。

　秋篠宮さまは「パラリンピックはパラアスリートにとって最高の舞台のひとつ。日頃の成果を存分に発揮され、スポーツを通じて、パリに集う人々と交流を深めることによって、国際親善に努められることを願っています」と述べられた。

　日本選手団のスローガンは「挑め、自分史上最強。」。石山選手は「疾走感ある。この言葉を胸に、世界の壁、自分の壁に挑みたい」と抱負を語った。

　パリパラリンピックは、２２競技に約４４００人の選手が参加する見通し。５４９種目でメダルが争われる。日本選手団は１６日現在、２０競技に１６０人の選手が決まっている。最終的に１８０人規模になると見込まれ、海外で開催されるパラリンピックとしては過去最大規模の編成となる見通しだ。（デジタル編集部）