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新応援コールは「ライトへぶち込め 岡本――」、巨人・阿部監督が要望…狙いは「力み」をなくすこと

読売新聞 / 2024年7月17日 6時0分

1回1死1、2塁、岡本和が先制適時打を放つ=黒瀬祐生撮影

 巨人2―1阪神(セ・リーグ=16日)――巨人が競り勝った。一回に岡本和、大城卓の連続適時打でリードし、山崎伊が粘りの投球でチームトップに並ぶ7勝目。阪神は決定打を欠き、才木を援護できず。

 五回、巨人ファンが陣取る右翼スタンドから、普段と違うコールが起きた。「ライトへぶち込め 岡本――」。これまでは「レフトへ」だったが、数日前、阿部監督が報道陣に語った応援団への要望を受けたものだろう。指揮官の意図は、「力み」をなくすことだ。

 岡本和も重々分かっていた。コールがかかる前の一回、一死一、二塁。3ボール1ストライクとまだ追い込まれていないカウントで、真ん中付近に入ってきたスライダーを「コンパクトに振り抜けた」。三遊間を破る先制の適時打を放ち、21イニングぶりの得点をもたらした。

 力んでもおかしくない打席だった。前日までに2連敗を喫し、いずれも零封負け。自らも計6打数で4三振を含む無安打に終わっていた。リーグトップタイの8勝を挙げている相手先発の才木には試合前時点で、今季7打数で1安打。そんな中で軽打を見せたところに、復調の兆しがある。

 6月は強引に引っ張ったり、外のボール球に体勢を崩されたりと苦しんでいた主砲に、最近は変化が見える。象徴的だったのが7月13日のDeNA戦。3安打はいずれも単打で、唯一の凡退も右飛だった。阿部監督も「振り回さなくてもすごい打球がいく。そこをちょっとつかんだんじゃないかな」と認める。

 岡本和自身は変わった応援に「僕はわからなかった。ちょっと集中してて」と語ったが、七回にも才木の外角のフォークをしっかり拾って左翼線への二塁打とした。開幕から全試合で4番に座る岡本和。その魅力は、豪快な本塁打だけではない。

(福井浩介)

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