福島の農林水産物を発信、ＴＯＫＩＯ出演の新ＣＭ３本…城島茂さん「笑顔の輪が全国に広がれば」

新ＣＭを発表した城島さん（左）と内堀知事（１６日、東京都内で）

　全国に福島の農林水産物のおいしさや安全性をＰＲするため、人気グループ「ＴＯＫＩＯ」が出演する新ＣＭの発表会が１６日、東京都の東京国際フォーラムで開かれた。１７日から関東地方や関西地方、県内などで放送される。

　ＴＯＫＩＯは福島第一原発事故前から、テレビ番組の「ＤＡＳＨ村」の企画で、浪江町内で野菜を作ったり、住民と交流したりしてきた。そのつながりから県は２０１２年度以降、ＴＯＫＩＯが出演するＣＭを毎年制作し、風評 払拭 （ふっしょく）に努めてきた。

　ＣＭでは、県内の農家や漁師らの誇りの高さを意味する「ふくしまプライド。」を発信している。今回は、メンバーが新鮮な県産食材を頬張る、「夏野菜編」「桃編」「水産物編」の３本が完成した。

　発表会では、リーダーの城島茂さんが登壇し、「生産者がプライドを持って作ったものを食べると、笑顔が生まれる。その笑顔で生産者も笑顔になる。そんな笑顔の輪が、福島から全国に広がればいいな」と期待を込めた。内堀知事は「ＣＭには『福島を選ぼう』というメッセージを込めた。生産者のプライドに加えて、福島県産を選ぶ側のプライドが乗ることで、笑顔が広がる」と語った。