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手足口病、過去最悪のペースで感染拡大…38都府県で警報基準超える

読売新聞 / 2024年7月17日 12時18分

 乳幼児の夏風邪「手足口病」が過去最悪のペースで広がっている。国立感染症研究所が16日に公表した感染症発生動向調査によると、7日までの1週間に全国約3000の小児科定点医療機関から報告された患者数は1医療機関あたり11・46人(速報値)。現在の調査が始まった1999年以降、同時期で最多だった。

 流行のピークは例年、7月下旬に迎える。今年の感染状況は、これまでの調査で最多の患者数を記録した2019年7月22~28日の13・44人に迫る勢いだ。

 今回の調査結果を都道府県別にみると、三重(25・98人)、埼玉(18・80人)の順に多く、38都府県で厚生労働省研究班が示した警報基準の5人を上回った。厚労省は「感染者が急増している原因は不明」とする。

 手足口病は、ウイルスの感染症で、手足や口の粘膜に発疹ができる。 飛沫 ひまつや唾液、排せつ物の接触で感染し、流水とせっけんの手洗いでの予防が望ましい。

 例年、患者の9割が5歳以下だ。多くは軽症だが、まれに髄膜炎や脳炎など重い合併症に至る。のどの痛みで水分をとれない場合、脱水に注意が必要だ。感染症に詳しい水野泰孝・グローバルヘルスケアクリニック(東京)院長は「子どもの様子をよくみて、高熱や頭痛、吐き気など心配な症状がある時は、医療機関を受診してほしい」と話す。

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