卓球の世界ランキング、早田ひなが２種目で中国人以外のトップ…張本智和もベスト１０入り

卓球の世界ランキング

　卓球の世界ランキングは、ＩＴＴＦ（国際卓球連盟）が毎週更新する。パリオリンピックに出場する早田ひな（日本生命）や張本智和（智和企画）らの順位はどうか、中国以外に上位に食い込む選手はどこの国が多いか、紹介する。（デジタル編集部）

　男女シングルスの主な世界ランキング（７月９日付）は、男女とも１～４位を中国勢が占める。男子は２４歳の王楚欽、女子は孫穎莎が１位。王楚欽は昨年７月に初の１位になったサウスポーで、五輪では初の金メダルを目指す。孫穎莎は東京大会の銀メダリストで、早田や平野と同学年の２４歳。これまで、やはり同学年の伊藤美誠（スターツ）とのライバル物語が取りざたされてきた。

　中国勢を除くと、男子の最上位は５位のフランスのフェリックス・ルブラン（１７）。２０歳の兄アレクシスも１６位につける。２人は今年２月に韓国で行われた世界選手権団体戦で活躍し、フランスの銀メダル獲得に貢献した。

　そのほか、ベスト１０にはブラジル、台湾の選手に加え張本が９位に入っている。ランキング上位の選手をパリで破り、日本勢としては、２０１６年リオ大会の水谷隼以来のメダルを狙う。

　女子で中国勢を除く最上位の５位は日本のエース早田。さらにトップ１０には、７位の張本美和（木下グループ）、９位の伊藤美誠と日本勢３人が入った。平野美宇（木下グループ）も１３位につけている。団体、シングルスとも快進撃が期待される。

　また、卓球競技の中で最初に決勝が行われる混合ダブルスの世界ランクは、張本・早田組が堂々の２位。７月７日まで行われた国際大会で優勝して順位を上げた。１位は中国でともにシングルスのランキングトップの王楚欽・孫穎莎組。決勝でこの世界１位ペアに決勝で臨む予定だったが初戦で北朝鮮ペアに足をすくわれた。