沖縄県内で上半期に刑法犯で摘発された米軍人・軍属・家族は３９人…過去１０年で最多の昨年上回るペース

　沖縄県内で今年１～６月、刑法犯で摘発された米軍構成員（軍人、軍属、その家族）は３９人（暫定値）で、過去１０年で最多だった昨年の同期間を上回るペースで推移していることが県警のまとめで分かった。県内では米兵による性暴力事件が相次いで発覚し、実効性のある再発防止策を求める声が上がっている。

　県警によると、３９人の内訳は、凶悪犯４人、粗暴犯９人、窃盗犯８人など。昨年１年間（６０人）の同じ時期より１４人増となっており、約１・５倍のペースだ。

　凶悪犯４人のうち３人は、１６歳未満の少女を含む女性への性暴力事件で摘発され、いずれも政府や捜査当局から県に概要が知らされなかったことが問題となった。