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澤穂希さんインタビュー、「川澄」「丸山」やシンデレラガール出現に期待…パリ五輪

読売新聞 / 2024年7月18日 9時30分

ロンドン五輪での銀メダル獲得に貢献した澤穂希さん(左)=冨田大介撮影

 サッカー・日本女子代表(なでしこジャパン)が銀メダルを獲得した2012年のロンドン五輪でエースとして活躍した澤 穂希 ほまれさんが、読売新聞のオンラインインタビューに応じ、12年ぶりのメダルを狙う現チームへの期待などを語った。(聞き手・星聡)

 ――現チームをどう見る。

 「13日のガーナ戦は課題も感じたけど、修正力を出して勝ちきった。うまくいかない時に修正できるかがポイントの一つ。色んな選手が得点できるのがこのチームのいい所。海外に行く選手が増えて、フィジカルやスピードがある選手とやり慣れているのは強みになる」

 ――浜野ら若手が台頭。

 「シンデレラガールというか、若手の活躍がチームに与える影響は、やっぱりある。自分たちも2011年のワールドカップ(W杯)では、途中から出てきた川澄や丸山が結果を残して優勝できた。若さと勢いだけではうまくいかないけど、若手は伸び伸びと自由にやっていいと思う。五輪は魔物がいると言われるように、普通は感じないプレッシャーや緊張があるかもしれない。うまく乗り越えてほしい」

 ――チームの雰囲気は。

 「私の時は、監督のノリさん(佐々木則夫・現日本協会女子委員長)が一人一人の意見をしっかり聞いてくれたから、自分たちで考えて行動できた。池田監督とは一緒にやったことがないから何とも言えないけど、チームのために必死に一生懸命戦っているのをすごく感じる。雰囲気の良さは外にいても伝わってくるし、いいチームを作り上げているんだろうなと思う」

 ――W杯と五輪の違いは。

 「五輪は色んな競技の選手がいるし、日本での注目度は高い。当時女子はW杯より五輪が位置的に少し上だった。私が最初に(五輪に)出たのは高校生の時で楽しみがすごく大きかった」

 ――ロンドン五輪を振り返って。

 「日本の女子サッカーのためにというのもあったし、自分としても五輪のメダルをとりたかった。このチームならできるという自信もあった。難しいことだけど、思い通り楽しくやれば、自然と結果もついてくる。今のみんなには悔いなくやりきってほしい。そうしたら、結果とは別に伝わってくるものが、絶対にあると思う」

さわ・ほまれ 15歳で日本代表入りし、五輪に4度、W杯に6度出場。2011年W杯ドイツ大会での初優勝に貢献し、国際サッカー連盟(FIFA)女子年間最優秀選手にアジアで初めて選ばれた。なでしこジャパンとして国民栄誉賞も受賞。日本女子サッカー史上初のメダルとなる翌12年のロンドン五輪銀メダル獲得、15年W杯カナダ大会準優勝にも貢献し、この年限りで現役を引退した。日本代表通算205試合の出場で83得点。

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