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夏休み予算は2・6%減の5万8561円、物価高と円安で節約志向…海外旅行の落ち込み大きく

読売新聞 / 2024年7月17日 23時48分

 調査会社インテージが17日に発表した夏休みに関する調査によると、予算総額は前年比2・6%減の平均5万8561円だった。企業の賃上げや定額減税にかかわらず、長引く物価高や円安で消費者の節約志向が強まっていることを浮き彫りにした。

 調査は6月27日~7月1日、インターネットで15~79歳の男女5000人を対象に実施。夏休み期間(7月13日~9月30日)の過ごし方や予算を聞いた。

 予算が減る理由(複数回答)を聞いたところ、「物価高・円安だから」が51・5%で最も多かった。次いで「給料が増えないから」が35・2%、「電気代・ガス代が上がるから」が33・1%と続いた。一方で、予算が増える理由(同)も「物価高・円安だから」が最多の26・9%で、物価高と円安が夏休みの過ごし方に影響を与えている。

 特に予算の落ち込みが大きいのが海外旅行で、予算額は14%減の44万3058円。欧州など遠い渡航先を控え、円安の影響が比較的小さく、旅費を抑えられる韓国や台湾など近場を選ぶ傾向が強まったためとみられる。

 一方で、国内旅行は2%増の10万2318円だった。宿泊日数は減少しているものの、宿泊料金の上昇や物価高で予算が引き上げられている。

 夏休みの過ごし方(同、未定は除く)については、「自宅で過ごす」が36・9%と最も多く、「国内旅行(宿泊あり)」が19・1%、「ショッピングや食事」が18・5%となっており、比較的近場で過ごす傾向が色濃くなっている。

 インテージの担当者は「春闘での高水準の賃上げや6月の定額減税などがあったが、昨今の物価高や円安で消費者の財布のひもは固くなっている」と分析している。

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