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「守備は目をつぶる」と言われ岡本和真きっちり決勝打「めちゃ汗かきました、ベンチからレフトまで距離長いんで」

読売新聞 / 2024年7月18日 6時0分

5回1死1塁、勝ち越しの適時2塁打を放つ岡本和(捕手・坂本)=古厩正樹撮影

 巨人4―3阪神(セ・リーグ=17日)――巨人が逆転勝ち。1点を追う五回にヘルナンデスと岡本和の連続適時打で試合をひっくり返し、継投で逃げ切った。阪神は大竹が崩れ、2カード連続の負け越し。

 「めちゃくちゃ汗かきました。ベンチからレフトまで距離長いんで」。今季初、昨年9月以来の左翼守備に就いた巨人・岡本和のヒーローインタビューに、東京ドームがどっと沸いた。久々のポジションでも、どっしりと4番の役割を果たした。

 1点を追う五回、吉川、ヘルナンデスの連打で追いつき、一死一塁で打席に入った。大竹の変化球をすくい上げ、中堅フェンス直撃の適時二塁打に。貴重な勝ち越し点を挙げ、「良い流れに乗れた」と喜んだ。

 開幕当初のオーダーは、一塁・岡本和、三塁・坂本だった。ただ不振の坂本がファームで再調整していた間は主に三塁を守り、一塁には打撃好調の大城卓が入った。さらに今月12日に坂本が一軍に復帰し、より攻撃的なオーダーを組むための策として浮上したのが、「左翼・岡本和」だった。

 四回の1点も、この攻撃的布陣が奏功した形だ。岡本和、大城卓が連打で無死二、三塁の好機を演出し、坂本が右翼への犠飛で約1か月ぶりの打点を記録した。

 本来であれば、守備位置を固定した方が打撃により集中できるはず。しかし、岡本和は「(坂本は)引っ張ってもらう存在。守備は迷惑をかけないように頑張ります」と献身的に外野守備の準備もしてきた。八回には、フェンスにぶつかりながらファウルフライを捕球しようとする気迫も見せたものの、本人は「恐れず行ったんじゃなくて、距離感が分からなかった」と照れ笑いを浮かべた。

 阿部監督は「守備は目をつぶると言った。その分、打ってくれた。違う景色もたまにはいいかな」。首脳陣の狙い通り、効果的に得点を重ねた打線の中心に、頼もしい主砲がいた。(井上雄太)

巨人・阿部監督「(岡本和を左翼、坂本を三塁で起用し)大城卓が打撃好調な分、外せなかった。(坂本は)本人が一番もがいている状態だけど、(犠飛を放って)仕事はしてくれたんで良かった」

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