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北朝鮮外交官が韓国亡命「体制に対する嫌気、未来への悲観が出発点」…北の住民は「一度は韓国で暮らしてみたいと思うものだ」

読売新聞 / 2024年7月18日 7時10分

北朝鮮の金正恩総書記=ロイター

 【ソウル=小池和樹】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は16日、北朝鮮のキューバ大使館の参事官が昨年11月に韓国へ亡命したと明らかにした。2016年に亡命した韓国の元国会議員、 太永浩 テヨンホ・元北朝鮮駐英公使に次ぐ高位の外交官の亡命となる。

 韓国紙・朝鮮日報によると、亡命したリ・イルギュ氏(52)はキューバ事情に精通した外交官だったが、昨年11月に妻子と亡命し、現在は韓国で暮らしている。リ氏は同紙の取材に対し、亡命の理由について「体制に対する嫌気、未来への悲観が出発点だった。北朝鮮の住民なら誰でも一度は韓国で暮らしてみたいと思うものだ」と述べた。

 リ氏は19年から大使館で政治担当の参事官を務め、北朝鮮の長年の友好国キューバと韓国の国交正常化を阻止する任務を担っていたという。しかし、両国は今年2月に国交樹立を発表し、北朝鮮は外交的打撃を受けたとされる。

 リ氏は大使館に勤めていた13年、北朝鮮籍の貨物船がパナマで 拿捕 だほされた際、パナマ側との交渉で船員らの釈放に貢献したとして、 金正恩 キムジョンウン朝鮮労働党総書記から表彰を受けたという。

 テレビ朝鮮は16日、複数の消息筋の話として、リ氏以外にも昨年末にフランス在住の北朝鮮外交官が亡命したと伝えた。

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