ＦＲＢ報告、米の経済活動「小幅から緩やかな成長」と判断を下方修正…今後も成長鈍化の予想

米連邦準備制度理事会＝ロイター

　【ワシントン＝田中宏幸】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は１７日、地区連銀景況報告（ベージュブック）を発表した。米国の経済活動は「小幅から緩やかな成長が続いた」との見方を示し、「拡大を続けた」としていた前回５月の報告から景況判断を下方修正した。

　報告書によると、全１２地区のうち７地区で経済活動が増加した一方、３地区で横ばい、２地区で減少となった。今後６か月間の景気動向は、１１月の米大統領選や地政学的な対立などに伴う不透明感から成長が鈍化するとの予想が示された。