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自民の堀井学衆院議員の事務所に捜索、秘書通じて有権者に香典提供か…東京地検特捜部

読売新聞 / 2024年7月18日 11時4分

 自民党の堀井学衆院議員(52)(比例北海道)が選挙区内の有権者に秘書らを通じて香典を提供していたとされる疑惑で、東京地検特捜部は18日午前、東京・永田町にある堀井氏の国会議員会館の事務所、北海道登別市の自宅や地元事務所など関係先に公職選挙法違反容疑などで捜索に入った。

 捜索は午前10時45分頃に始まり、衆院第2議員会館の堀井氏の事務所には、段ボールを手にした特捜部の係官ら十数人が入った。東京都港区の衆院議員青山宿舎などにもそれぞれ係官ら数人が捜索に訪れた。

 関係者によると、堀井氏は2022年頃、自身の選挙区である北海道9区(苫小牧市、室蘭市など)の複数の有権者らの葬儀に自身名義の香典(1万~数万円)を秘書や家族に持参させるなどして配布した疑いがあり、総額は数十万円に上るという。同法は、政治家本人が持参する場合を除いて有権者への香典提供を禁じている。

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件では、堀井氏側が18~22年に安倍派から還流を受けた計2196万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。特捜部は同事件の捜査の過程で、今回の疑惑を把握したとされる。

 堀井氏は同事件での還流分の不記載について政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で告発されている。特捜部は、同法違反と公選法違反の両容疑について、押収した資料を分析するほか、香典を受け取った有権者の聴取なども行い、実態解明を進めるとみられる。

 林官房長官は18日午前の記者会見で、自民党の堀井学衆院議員に対する東京地検特捜部の強制捜査について、「差し控える」と述べるにとどめた。そのうえで、「選挙や政治活動は公職選挙法など関係諸法令の規定に従い、一人一人の政治家が適正に対応すべきものだ」と語った。

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