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円相場、対ドル一時155円台前半…日経平均株価の午前終値は819円安

読売新聞 / 2024年7月18日 11時39分

東京証券取引所

 18日の東京金融市場は、大幅な円高・株安となっている。外国為替市場の円相場は一時、1ドル=155円台前半となり、約1か月ぶりの円高・ドル安水準となった。株式市場では輸出関連銘柄が売られ、日経平均株価(225種)は一時、前日終値に比べて900円超下落した。

 円相場の急騰は、金融引き締めに積極的な「タカ派」として知られる米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォーラー理事の17日の講演がきっかけとなった。米国でインフレ(物価上昇)が鈍化傾向となっていることを受け、「政策金利を引き下げる時期が近づいている」と明言した。

 17日には河野デジタル相が米ブルームバーグ通信のインタビューで、日本銀行に利上げを求めたと伝わっていた。市場では日米の金利差が縮小するとの思惑が一段と広がり、円買い・ドル売りが膨らんだ。円相場は11日に161円台で推移していたが、その後に政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切ったとみられており、1週間で6円、円高・ドル安が進んだ。

 一方、日経平均は取引開始直後から急落し、一時、前日終値比985円13銭安の4万112円56銭をつけた。円高で自動車や機械などの輸出関連株が売られたほか、前日の米市場でハイテク株が下落したことが嫌気され、半導体関連銘柄も大きく値下がりした。日経平均の午前の終値は、前日終値比819円83銭安の4万277円86銭だった。

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