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「トランプ氏が再び大統領となることを祝おう」副大統領候補のバンス氏が指名受諾演説

読売新聞 / 2024年7月18日 13時0分

17日、党大会で演説するバンス氏=AFP時事

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=田島大志】米ミルウォーキーで開かれている共和党大会で17日、党の副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員(39)が指名受諾演説を行った。党大統領候補のトランプ前大統領(78)とともに「米国第一主義」の復活に全力を挙げる考えを示した。

 バンス氏は、製造業が衰退した「ラストベルト」の一角を占めるオハイオ州出身で、2022年の上院選で同州から初当選した。16年の大統領選時には「反トランプ」を公言したが、その後は立場を一転させ、今ではトランプ氏の忠実な信奉者として知られる。

 バンス氏は演説で、トランプ氏への銃撃事件に触れ「今夜は希望の夜だ。トランプ氏が再び大統領となることを祝おう。我々は国を愛し、そして勝利のために団結している」と訴え、銃撃事件を機に党内の結束を呼びかけた。

 バンス氏の持論は、不法移民対策として南部国境の管理強化などトランプ氏の公約と重なる点が多い。

 バンス氏は海兵隊員としてイラク派兵も経験した。エール大法科大学院を修了し、カリフォルニア州の投資会社勤務時代にはIT大手と人脈を築いた。

 バンス氏は16年出版の自叙伝「ヒルビリー・エレジー」で、ラストベルトで貧困に苦しむ白人労働者の姿を描き、ベストセラーになった。政治経験は2年弱と短いが、中西部の激戦州を中心にした労働者票の掘り起こしと、エリート層へのアピールの双方に期待できるとしてバンス氏が選ばれたとみられる。

 バンス氏は、米国によるウクライナ支援に反対するなど「孤立主義者」としても知られ、外交・安全保障政策を巡っては国内外から懸念の声も出ている。

 トランプ前大統領は党大会最終日の18日に指名受諾演説に臨む。

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