那須の夫婦２遺体、長女を死体遺棄と損壊の疑いで再逮捕…内縁関係の男と事件を計画か

宝島真奈美容疑者（６月２７日午後、東京都品川区で）＝高橋美帆撮影

　栃木県那須町で東京都千代田区の飲食店経営宝島龍太郎さん（５５）夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は１８日、殺人容疑で逮捕した夫婦の長女で会社役員の宝島真奈美容疑者（３１）（東京都世田谷区等々力）を死体遺棄と死体損壊容疑で再逮捕した。

　発表によると、真奈美容疑者は内縁の夫で会社役員の関根 誠端 （せいは）被告（３２）ら男６人（いずれも死体遺棄罪などで起訴）と共謀。４月１６日、宝島さんと妻の幸子さん（５６）の遺体を那須町伊王野の河川敷に遺棄し、火を付けて損壊した疑い。

　宝島さん夫婦はＪＲ上野駅周辺の繁華街で飲食店など十数店舗を経営していた。警視庁は、夫婦の会社の経営に携わっていた真奈美容疑者と関根被告が、経営方針に不満を抱いて事件を計画したとみている。

　東京地検は１８日、真奈美容疑者ら７人を殺人罪で東京地裁に起訴した。