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サッカー五輪代表、フランスに美しいゴールも監督「収穫はけが人が出なかったこと」

読売新聞 / 2024年7月18日 20時27分

25分、先制ゴールを決める藤田譲瑠チマ(17日)=松本拓也撮影

 【トゥーロン(フランス)=林田晴樹】17日(日本時間18日)にトゥーロンで行われたパリ五輪に出場するサッカー男子のチーム同士による国際親善試合で、日本代表はフランス代表と1―1で引き分けた。25分に前線でのボール奪取から藤田が決めて先制。後半開始直後に追いつかれ、その後も相手の猛攻を受けたが、追加点は許さなかった。パリ五輪で1968年メキシコ五輪以来のメダルを目指す日本は、26日(同27日)の開会式に先立ち、24日(同25日)にパラグアイとの1次リーグ初戦に臨む。

 積極的な守備から攻撃に転じる。劣勢の中で生まれたゴールは、まさに「大岩ジャパン」らしかった。

 25分、相手GKが中盤の選手に送ったところに、藤尾が猛然とプレスをかける。体を張って相手をブロックし、こぼれ球を拾った三戸からのヒールでの絶妙なパスを、藤田が落ち着いて流し込んだ。「奪ってショートカウンターでゴール前に迫るのは、今までやってきたこと」と藤尾。攻撃的な守備と組織的な連動による美しいゴールだった。

 ただ、「本当にあれっきり」と三戸が苦笑いを浮かべたように、それ以外はほとんど見せ場を作れなかった。国内組は14日にリーグ戦を戦ったばかりで、強行日程で調整が難しい中、大岩監督が開口一番、「収穫はけが人が出なかったこと」と強調したのも当然だろう。

 地元開催の五輪に向けて士気の高い相手に終始自陣でのプレーを余儀なくされ、スコアに表れない差を見せつけられた。だが、五輪本番を前に、2トップのラカゼット、マテタら年齢制限外のオーバーエージ3人を起用したフランスと渡り合い、その力を体感できたことにこの試合の意義がある。

 「こういう試合は本戦でも増える。内容で言えばもっとやらないといけないシーンが多かったけど、ポジティブに捉えていい」と藤田。その言葉は、五輪で待ち受ける強豪との戦いで問われることになる。(林田晴樹)

日本・大岩監督「90分の中で試合を支配するということに関して言えば、もっともっとやるべきことがある。スピードや強さに慣れたので、次の試合に生かしてほしい」

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