免許不要の電動「原付」、路線バス補う手段に…和歌山市で貸し出しサービス
読売新聞 / 2024年7月19日 9時45分
和歌山市などは18日、ハンドルのスロットルを回して電動で走る「電動サイクル」の貸し出しサービスを始めた。バイク製造・販売会社「グラフィット」(和歌山市)の最新機種の車両を使った和歌山県内初のサービスで、全国でも4自治体目。市は運転手が不足する路線バスを補う交通手段の確保などにつなげたい考えだ。(大家広之)
昨年7月施行の改正道路交通法で「特定小型原動機付自転車」と位置づけられた車両を活用。ハンドル操作は自転車とほぼ同じだ。最高時速は20キロで、速度を抑えた設定(時速6キロ)に切り替えると歩道も走れる。16歳以上なら、免許なしで運転できる。
専用のアプリで予約後、拠点の駐輪場で車両を借りる。料金は15分200円で、5~12時間4000円。観光地が点在し、市街地が広い同市では、日常生活のほか、観光客や免許を返納した高齢者の新しい移動手段として期待される。
事業の中心は、タクシー会社「ユタカ交通」(和歌山市)とシェアサイクル事業を展開する「オープンストリート」(東京)が担い、市は駐輪場の確保で協力する。18日に開かれた共同記者会見で、ユタカ交通の豊田英三社長は「街をもっと散策したくなるはず。和歌山市発の電動モビリティーの技術のアピールにもつなげたい」と意気込んだ。現状、駐輪場は7か所、電動サイクルは10台だが、年内に倍増させ、利便性を高めるという。
和歌山城公園でこの日、試乗会があり、性能を確かめた尾花正啓市長は「スムーズな乗り心地。初心者でも高齢者でも容易に運転できるはずだ」と述べた。
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