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福山、名将の教えが自信…終盤に反攻で来年に光 

読売新聞 / 2024年7月19日 5時0分

ベンチから指示を出す福山の迫田監督

 全国高校野球地方大会は18日、今春選抜準優勝の報徳学園(兵庫)と、2年ぶりの夏の甲子園を目指す大阪桐蔭(大阪)は順当に勝ち上がった。青森大会の準々決勝は、青森山田が八戸学院光星との選抜出場校対決で快勝。昨春の選抜を制した山梨学院(山梨)と、昨夏の選手権優勝の慶応(神奈川)はいずれも姿を消した。

広島国泰寺5―4福山

 福山のエース村上は、迫田守昭監督から「王様のつもりになって、思い切ってやれ」と送り出されたという。広島商、広島新庄を甲子園に導き、間もなく79歳になる名将からは、その経験を惜しみなく伝えられている。

 広島国泰寺ベンチからの「思ったより速いぞ」という声を耳にし、村上は速球で押した。だが「どんどん合わせられるようになった」。七回途中でマウンドから一塁に回り、先手を許すと再登板。自らも痛打され、打線が逆転してくれても、もう相手の勢いを押しとどめる力は残っていなかった。

 それでも141球を投げきった。「自信を持って投げることができた」と感謝した。一度は逆転した八回、猛攻の口火を切った福島、3点二塁打の西山は1年。差し込んできた光に「来年、再来年は(監督は)安心できると思う」と言った。

 迫田監督は、選手、監督として広島商で甲子園優勝を経験した兄の 穆成 よしあきさんを昨年末に亡くしている。「心細いというかね……。いつまでできるか」とつぶやくが、指導を仰いだエースは、戦う姿をまだ見たいと願っている。(中村孝)

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