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暴行死の7歳女児、児童相談所が2回一時保護…女児は「パンチされた」と説明

読売新聞 / 2024年7月19日 5時0分

愛知県警察本部

 愛知県犬山市で今年5月、小学1年の女児(7)を暴行して死亡させたなどとして、県警は18日、母親の内縁の夫で会社員倉田 がい容疑者(32)(犬山市上野)を傷害致死容疑で、母親のパート従業員島崎みなみ容疑者(33)(同)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。県警は、日常的な虐待があったとみて調べている。

 発表によると、倉田容疑者は5月24日夜~25日朝、集合住宅の自宅で、島崎容疑者の長女の 奈桜 なおさんを暴行し、26日に敗血症性ショックで死亡させた疑い。島崎容疑者は、奈桜さんが 嘔吐 おうとや腹痛などの体調不良を訴えていたにもかかわらず、医療機関に受診させるなどの措置をしなかった疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、奈桜さんが頭の切り傷などのけがを複数回負った記録が医療機関などに残されており、県警は虐待によるけがの可能性があるとみている。

 県によると、奈桜さんは過去2回、児童相談所に一時保護されていた。最初は2022年12月~23年3月で、腕にあざを確認した医療機関が児相に通告した。奈桜さんは「(倉田容疑者から)パンチされた」と説明したが、倉田容疑者は否定し、「(奈桜さんには)もう会わない」と話した。

 23年4~6月には、顔にあざを確認した保育所が児相に通告したが、奈桜さんは倉田容疑者の暴力を否定し、「家に帰りたい」などと話していたという。死亡3日前に児相が奈桜さんと面接した際は、表情は明るく、目立つ傷もなかった。

 県は今後、第三者委員会を設置し、児相の対応などについて検証する方針。

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