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消費者物価指数、前年6月比2・6%上昇…オレンジ不作で果汁は32・1%アップ

読売新聞 / 2024年7月19日 8時36分

総務省

 総務省が19日発表した6月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合が107・8と前年同月比2・6%上昇した。上昇は34か月連続で、5月(2・5%)に比べ0・1ポイント拡大した。政府の電気・ガス代負担軽減策が縮小し、全体を押し上げた。

 エネルギー関連の上昇率は7・7%だった。負担軽減策の半減で電気代(13・4%)や都市ガス代(3・7%)が値上がりした。政府の負担軽減策は5月使用分(6月請求分)でいったん終了するが、8月使用分から再開される。

 生鮮食品を除く食料は2・8%上昇と10か月連続で伸び幅が縮小。ただ不作の影響が続くオレンジジュースなど果実ジュースは32・1%上昇した。猛暑で需要が伸びたルームエアコン(9・3%)の上昇が目立ち、家庭用耐久財は3・9%の上昇となった。

 サービス価格は1・7%の上昇。旅行需要の拡大や人手不足を背景に宿泊料が19・9%伸びた。家計の実感に近い生鮮食品を含む総合指数の上昇率は2・8%で、前月と同じだった。

 農林中金総合研究所の南武志理事研究員は「円安や原油高による輸入物価の高まりが波及しつつあり、7月は3%程度まで高まる可能性がある」と指摘する。

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