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死亡の7歳女児、児童相談所が保護を解除…母親の内縁の夫と住民票が別で同居を確認できず

読売新聞 / 2024年7月19日 12時37分

記者会見に臨む愛知県児童家庭課の吉田二朗課長(右)ら(18日、県庁で)

 愛知県犬山市で今年5月、小学1年の女児(7)が死亡し、実母と内縁の夫の2人が同県警に逮捕された事件で、女児が約1年半前に県の児童相談所に一時保護された際、内縁の夫から暴力をふるわれたと職員に明かしていたものの、児相が2人の住所が別々だったことなどから保護を解除していたことが、県への取材でわかった。

 県によると、女児は、2022年12月~23年3月に初めて一時保護された。腕にあざがあり、傷害致死容疑で逮捕された内縁の夫(32)から殴られたと説明したが、内縁の夫は当時、暴力を否定した。保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された実母(33)は内縁の夫について「子育ての手伝いをしている」と説明。「距離を置くようにする」と話し、児相も、両容疑者の住民票が別々で同居の確認ができなかったことなどから、一時保護を解除していた。

 だが、捜査関係者によると、3人は実質的に同居していた。県一宮児童相談センターの杉本一正センター長は「別居しているか完璧に把握できず、内縁の夫と女児との接触について十分聞けていなかった」と釈明した。県は第三者委員会を設置し、児相の対応を検証する。

 県警は19日、両容疑者を名古屋地検に送検した。

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