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パワハラ疑惑の兵庫県の斎藤元彦知事、ワイン受け取り認める…「自宅で飲んだ」

読売新聞 / 2024年7月19日 12時4分

兵庫県の斎藤知事

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題に関連し、斎藤知事は19日、出張先で特産ワインを求めたとする疑惑について、実際にワインを受け取ったことを認めた。県庁で記者団に「私が飲ませていただき、素晴らしさをPRするのは県の産業政策としてやるべきだ」と釈明し、問題ないとの認識を示した。

 ワインの受領については、今月7日に死亡しているのが見つかった前県西播磨県民局長の男性職員(60)が疑惑を示す音声データや陳述書を準備しており、遺族が12日、県議会の百条委員会に提供した。男性職員が3月に内部告発したパワハラなど7項目の疑惑とは別となる。

 関係者によると、音声データや陳述書には、斎藤知事が2022年11月、出張先の県西部で行われた会合で、特産ワインについて「まだ飲んだことがない。折を見てお願いします」などと首長に求めるやりとりがあった。

 別の関係者によると、会合があったのは県西部の上郡町で、会合の約1週間後、町職員がワイン2本を県庁へ持参したという。

 斎藤知事は19日、記者団にワインの受領を認めた上で、「折を見てお願いします」などの発言について、「一般的な社交儀礼の会話だ」と強調。「対外的発信を応援してほしいと言われた。(ワインは)置いておくわけにはいかないので、自宅で飲んだ」と説明した。一方、このワインをSNSなどでPRする活動は行っていなかったといい、「機会があればこういうおいしいワインがあると言いたいと思う」と述べた。

 進退については、「県政を前に進めていくことが果たすべき責任だ」と述べ、改めて辞職を否定した。

 百条委は19日午後の会議で音声データや陳述書を、正式な委員会資料として扱うか協議する。

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