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候補と無関係のポスターや品位欠く政見放送の見直しへ…秋の臨時国会で公選法改正の方針

読売新聞 / 2024年7月19日 19時44分

東京都知事選と関係がない犬のポスターが貼られた掲示板

 岸田首相(自民党総裁)と公明党の山口代表は19日、首相官邸で会談し、東京都知事選の選挙掲示板に候補者とは無関係なポスターが貼られるなどした問題を受け、公職選挙法の改正に向けて連携していくことで合意した。自民、立憲民主両党の国会対策委員長も同日、秋の臨時国会で改正を目指す方向で一致した。

 首相と山口氏は会談で、両党で課題をすり合わせた上で法改正を目指すことを確認した。山口氏は会談後、記者団に「(9月末の)自民総裁選の前にメドを立てる見通しでやっていく」と述べた。これに先立ち、実務者による与党協議の初会合を開き、ポスターと、品位に欠ける内容があった政見放送を見直しの対象とすることを申し合わせた。

 一方、他候補の演説を邪魔するといった妨害行為については、公選法の「選挙の自由妨害罪」で対応できるとの認識で一致した。

 自民内では、具体的な対応策として、ポスターに関しては、品位保持規定の創設のほか、掲示板が売買の対象とされるような事態があったことを踏まえ、財産上の利益を受けられないように営利目的の掲示の禁止規定と罰則の新設、立候補者の氏名・顔写真の掲載の義務化――などの案が出ている。政見放送についても、現行の品位保持の規定強化を求める声がある。

 与党は与党案をまとめた上で野党側にも協議を呼びかけて幅広い賛同を得たい考えだ。主要野党は法改正の必要性では一致しており、今後、各党間での調整が加速する見通しだ。

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