実力は既に国内トップレベル、2冠を射程に…バドミントン女子・宮崎友花(山口・柳井商工3年)
読売新聞 / 2024年7月20日 13時30分
全国高校総体(インターハイ)には、すでに世界大会で戦ったり、国内トップクラスの舞台で活躍したりしている高校生も出場する。注目選手を紹介する。(緒方裕明)
精度の高いショットとスピード感あふれるフットワークは、すでに国内トップレベルだ。日本の次代を担うエース候補が、インターハイ連覇を狙う。
高校1年だった2022年、世界ジュニア選手権女子シングルスを制した。日本勢としては奥原希望選手(太陽ホールディングス)、山口茜選手(再春館製薬所)らに続く4人目の快挙で、一躍脚光を浴びた。
今年1月には主要な国際大会に優先出場するA代表に選出された。6月のインドネシアオープンでは1回戦で世界ランキング1位の
ただ、本人は「体力面が課題」と足元を見つめる。身長は高校入学時から約20センチ伸びて1メートル65になり、繰り出すショットはレパートリーが増えたが、今の体格に合った体幹の強さやスタミナがまだ身についていないと自覚する。竹光唯至監督も豊かな将来性を感じるからこそ「まだまだ『地』の部分を鍛える必要がある」と気を引き締める。
「プレッシャーも感じるが、しっかり気持ちも体もコントロールして、団体、個人の2冠を目指したい」。社会人の大会より1日あたりの試合数が多く、追われる立場で臨むインターハイはまさに地力が試される舞台になりそうだ。
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