「食トレ」で肉体改造、70m狙う…陸上男子ハンマー投げ・アツオビン・アンドリュウ(京都・花園3年)
読売新聞 / 2024年7月20日 13時30分
全国高校総体(インターハイ)には、すでに世界大会で戦ったり、国内トップクラスの舞台で活躍したりしている高校生も出場する。注目選手を紹介する。(緒方裕明)
身長1メートル83、体重85キロ。サークルに足を踏み入れる前に、その場で軽やかに跳び上がる様子はまるでトラックや跳躍種目の選手のようだ。しかし、いざ投げてみると、抜群の身体能力を発揮し、大きな放物線を描いてみせる。
4学年上の兄、アツオビン・ジェイソン選手(福岡大)は、国内歴代5位の記録を持つ砲丸投げの第一人者。その後を追うように、中学では砲丸投げに打ち込んでいたが、兄に引け目を感じていたという。
ある日、試しにハンマーを投げてみると、手から離れる瞬間の風を切る音が心地よかった。「これなら楽しみながらできるかも」。高校で本格的にハンマー投げを始めると、順調に記録を伸ばし、昨年のインターハイで準優勝した。
高校では持ち味の瞬発力と柔軟性を生かし、基本的な技術の習得に力を入れている。昨冬は食事量を増やす「食トレ」にも取り組み、体重を昨夏より約5キロ増やした。「回転するハンマーの重さに負けなくなってきた」と手応えをつかみ、6月のU20日本選手権では、全国高校総体の大会記録を78センチ上回る67メートル52の自己ベストで優勝した。
目標は「インターハイで70メートルを投げて優勝。その次はU20代表として日の丸を着けてみたい」。すでに世界を見据えている。
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