パリ五輪会場のセーヌ川の水質、７日のうち６日は遊泳可能な基準値…天気に恵まれ汚水流れ込まず

開会式を間近に控え、セーヌ川沿いで進む観客席の設置作業（１９日）＝上甲鉄撮影

　ＡＦＰ通信は１９日、パリ五輪の開会式と一部競技が実施されるセーヌ川の水質について、１０～１６日の７日間で６日は遊泳可能な基準値内に収まり、良好だったと報じた。パリ市などが、トライアスロンやオープンウォータースイミングの舞台となるアレクサンドル３世橋周辺で採取した水を調べた。ほぼ、天気に恵まれたため、汚水があまり川に流れ込まず、基準値を超えたのは１１日の１日だけだったという。大会組織委員会は川の水質が基準に満たない場合、日程や会場を変更する方針を示している。（パリ　平地一紀）