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金足農、継投で王手…「9人旋風」から6年 4人で零封 

読売新聞 / 2024年7月20日 5時0分

決勝進出を決め、体を反らせて校歌を歌う金足農の選手=夏目拓真撮影

 全国高校野球地方大会は19日、秋田大会は、準優勝した2018年以来の甲子園を目指す金足農が、コールド勝ちで決勝にコマを進めた。2年連続の全国選手権出場を目指す鳥栖工(佐賀)が4強入りしたほか、昨夏の代表校では花巻東(岩手)や、4季連続出場を狙う広陵(広島)などが勝ち上がった。

▽準決勝 金足農8―0秋田工(7回コールド)

 金足農のマウンドに上がったのは、公式戦初先発となる背番号「9」の近藤だった。今春以降、公式戦は2年生エースの吉田大輝が1人で投げてきたが、中泉監督は「吉田一人では、体力的に厳しい」と、準決勝の先発を3年生の左投手に託した。

 近藤は要所でチェンジアップを決め、4点のリードをもらった五回は空振り三振、一邪飛、見逃し三振。5回を無失点と「今までで一番いい投球ができた」と振り返った。六回は背番号「10」の花田が3人で退け、七回は「11」の太田、「18」の水戸瀬とつないで無失点。この夏初登板の3年生4人による零封リレーで、コールド勝ちした。

 夏の甲子園準優勝で金農旋風を巻き起こしたのは6年前。秋田大会から甲子園決勝まで、エースの吉田輝星(現オリックス)を中心に不動のレギュラー9人で戦い抜いた。吉田も主将の高橋も、兄の背中を追ってきた。高橋は「兄を超えたい。あの時は3年生9人で戦っていたが、今年は3年から1年まで一つになっているのが強み」と、この日12人でつかんだ勝利に自信をみなぎらせる。

 ユニホームも、勝利の校歌を全員が反り返って歌う姿もあの夏を 彷彿 ほうふつとさせる。ただし、今年の「金農」は、ちょっと違う。(永井順子)

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