海水浴で浮き具を持つ父の手が離れ、５歳男児が沖に流され死亡…兵庫県淡路市のビーチ

　１９日午後０時３０分頃、兵庫県淡路市室津の北淡室津ビーチで、監視員から「子どもが流されている」と１１８番通報があった。約１０分後、付近にいた漁船が海上に浮いていた男児を引き上げたが、約２時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

　神戸海上保安部によると、死亡したのは、大阪府枚方市に住む男児（５）。男児は両親と海水浴に来ており、海上で円形型の浮き具（直径約１メートル）に乗って父親と一緒にいたところ、浮き具を持っていた父親の手が離れて、沖に流された。

　父親は砂浜に戻って監視員に連絡。ともにボートで助けに向かったが、浮き具のそばで男児が浮いており、近くにいた漁船が引き上げた。男児が浮き具から転落したとみられる。

　当時の天候は晴れで、約４メートルの風が南から吹いていたが、波は穏やかだったという。同保安部で、詳しい経緯を調べている。