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好相性の中日戦、巨人・戸郷もったいない失投…「技術不足が一番。試合の中で質を高めていくだけ」

読売新聞 / 2024年7月20日 6時0分

2回無死、細川(奥)に先制の本塁打を打たれた戸郷=稲垣政則撮影

 中日1―0巨人(セ・リーグ=19日)――中日が零封勝ちし、連敗を3で止めた。二回、細川のソロ本塁打で先制すると、高橋宏は今季最多の12三振を奪って8回無失点。巨人は散発4安打に抑えられた。

 7回を投げた巨人・戸郷の失点は、ソロによる1点だけ。しかし、規定投球回に満たないながら防御率0点台の高橋宏との投げ合いでは、この1点が勝敗を分けた。「今日の敗因は僕。先制点はチームの雰囲気を悪くしてしまう」と戸郷。球宴前最後の登板は、悔いが残った。

 二回、先頭の細川に対し、フルカウントからの直球が浮き、左翼席への本塁打を許した。今季初対戦だった中日打線の中で警戒していた一人だったが、思い切り良く振り抜かれた。戸郷は「あそこ(高め)が一番飛ぶ選手。それを分かりながら、(球が)いってしまった」。昨季は中日相手に3度登板し、計25回無失点と好相性だっただけに、もったいない失投だった。

 今季は初の開幕投手を務め、各球団のエース級と相まみえる金曜日のマウンドを守り続けた。「難しさもあるが、他の1勝とは違った重み、やりがいを感じる」。ノーヒットノーランも達成し、チームトップタイの7勝を挙げる働きぶりは、エースと呼ぶにふさわしい。

 ただ、5月下旬から6試合連続で本塁打を打たれたことがあるなど、一発を浴びる場面が目立ったのは反省材料だろう。「失投もあるし、技術不足というのが一番。試合の中で質を高めていくだけ」と話す。杉内投手チーフコーチも「本人が何とかするでしょう」と改善を求めるポイントだ。

 0―1での敗戦を、戸郷は「(高橋)宏斗もすごくいい投球をしていた。いい投手と当たると、1点が大きく勝敗に関わるカードになる」と受け止めた。優勝争いが過熱していく後半戦。悔しい1球を糧にしたい。(井上雄太)

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