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「金含む複数メダル」狙う競泳日本、本多灯も渡辺一平も瀬戸大也もライバルは地元の「怪物」

読売新聞 / 2024年7月21日 13時7分

[直前診断]

 パリ五輪に向け、選手たちは日本国内や欧州各地で本番に向けて総仕上げに入っている。メダル獲得が有望な競技を中心に期待度を最終チェックする。

競泳

 フランスで合宿中の日本競泳陣の目標は「金を含む複数メダル」。世界のレベルが上がる中、金のハードルはますます高く、総数もどこまで伸ばせるか。国際舞台で苦戦が続く日本は決して楽観はできない。

 日本の柱が男子200メートルバタフライの本多灯(イトマン東進)だ。東京大会は銀に輝き、2月の世界選手権で優勝。パリでは五輪王者のクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)らと頂点を争うが、「ずっと金が目標。達成したい」と燃えている。

 本多だけでは複数メダルには届かない。カギを握るのはお家芸と言われる平泳ぎの奮起だ。男子200メートル平泳ぎでは元世界記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)と花車優(イトマン東進)が上位を狙う。渡辺は昨年の世界選手権で6位に沈んだが、今年は安定して好記録を残す。花車も世界選手権2位の実績があり、2人は「日本の平泳ぎの強さを見せる」と力を込める。

 男子個人メドレーの瀬戸大也(CHARIS)と松下知之(東洋大)も力はある。ただ、ここまですべての種目で「怪物」と呼ばれるレオン・マルシャン(仏)が出場予定。日本勢はどこまで食い下がれるか。

 女子では100メートルバタフライで自己記録を更新し続ける17歳の平井瑞希(アリーナつきみ野SC)が楽しみな存在だ。同じ種目に出る池江璃花子(横浜ゴム)はまずは決勝進出が目標か。400メートル個人メドレーの成田実生(ルネサンス金町)らの躍進にも期待がかかる。

 東京大会は大橋悠依(イトマン東進)が2冠に輝いたが、日本のメダル数は3個。福岡開催だった昨年の世界選手権も2個にとどまった。巻き返しへの第一歩をパリでしるしたい。(森井智史)

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