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鹿児島県警の巡査部長が女性につきまとい、当初は捜査行わず防犯カメラの映像も消去

読売新聞 / 2024年7月20日 10時26分

鹿児島県警察本部

 鹿児島県警は19日、情報漏えい事件などを受けて開かれた県議会総務警察委員会で、枕崎署員による盗撮事件を巡って捜査を一時中断した際、署内で「 隠蔽 いんぺいではないか」との意見が出ていたと明らかにした。

 盗撮事件を巡っては、内部文書を漏えいしたとして、国家公務員法(守秘義務)違反で起訴された県警の前生活安全部長・本田尚志被告(60)が、野川明輝本部長が不祥事を隠蔽しようとしたと主張している。

 同委員会では、県警は改めて本部長の指示が誤って署に伝わり、捜査が2日間中断したと説明。その上で捜査中断を巡り、署内では「中止しても大丈夫なのか」「隠蔽ではないのか」との意見が出ていたとした。その結果、同署長が首席監察官に確認し、伝達ミスが判明したという。

 また、県警は今年3月、女性につきまとったとして、県警霧島署の巡査部長(当時)を口頭厳重注意としたことを新たに明らかにした。

 この事案を巡っては、当初、同署は不祥事を調べる監察事案と判断し、事件化を見据えた捜査をせず、県警本部のストーカー事案を扱う担当課にも連絡しなかったという。女性の職場付近にあった防犯カメラの映像を確認した際、巡査部長や関係車両が映った静止画は保存したものの、それ以外の映像は不要として消去していたことも明らかにした。担当課長は「消してしまったことが一番問題。事案を認知した段階でもう一歩踏み込むべきだった」と釈明。巡査部長は昨年10月にストーカー規制法違反容疑で書類送検された後、不起訴となったという。

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