1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

国際司法裁判所、イスラエルのヨルダン川西岸の占領・入植は「国際法違反」…即時撤退や賠償求める

読売新聞 / 2024年7月20日 11時12分

イスラエルによる占領・入植活動に「国際法違反」とする勧告的意見が出されたオランダ・ハーグの国際司法裁判所(19日)=AP

 【ブリュッセル=酒井圭吾】国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は19日、イスラエルによるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸などへの占領や入植活動について「国際法違反で、即時に撤退するべき」だとする勧告的意見を出した。意見執行の強制力はないものの、イスラエルへの国際的圧力がより強まるのは必至だ。

 勧告的意見では、イスラエルによるヨルダン川西岸と東エルサレムの占領や入植活動を「武力でパレスチナ人の自決権を侵害した継続的な不法行為」と指摘した。イスラエル政府には「速やかな占領の終結」と「入植者を退去させる」義務があると断じた。

 「不当行為で生じた損害を完全に賠償する義務を負う」として、イスラエルに、賠償金の支払いや資産返還を促した。国連に対しても、イスラエルの国際法違反を正すための行動を促した。

 国連総会が2022年12月、ICJに国際法の観点からの意見を求める決議を採択したことを受け、ICJが審理していた。

 イスラエルは1967年の第3次中東戦争後、ヨルダン川西岸や東エルサレムを占領。94年のパレスチナ自治政府による自治開始以降も、入植活動を進めている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください