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太平洋上で衝突・墜落の海自ヘリ、海底で1機発見…もう1機とみられる物体も

読売新聞 / 2024年7月20日 11時1分

海上自衛隊のヘリ2機が消息を絶った現場海域を捜索する海自護衛艦「はぐろ」(4月21日午前、伊豆諸島の鳥島東沖で、読売機から)

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が4月、太平洋上に墜落した事故で、現場海域の海底を調査していた海洋研究開発機構(神奈川県)の無人探査機「ディープ・トウ」が事故機1機を発見したことが、関係者への取材でわかった。機体に印字された番号で確認した。近くにはもう1機の機体とみられる物体もあるという。

 事故は4月20日夜、伊豆諸島(東京)・鳥島の約280キロ東方海域で発生。現場からは、機内の音声や機体の動きを記録する2機のフライトデータレコーダー(FDR)やブレード(羽根)の一部などが回収されたが、機体主要部は見つかっていなかった。

 防衛省は海底に沈んでいるとみて、現場海域の水深が5500メートルあるため、同機構に調査を依頼していた。同省はさらに調査を続け、引き揚げが可能かどうか判断する。

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