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のとじま水族館に響く「お魚が来たよ」「サメ発見!」、避難したペンギンなど戻り営業再開

読売新聞 / 2024年7月20日 13時0分

 能登半島地震で被災し、休館していた石川県七尾市の「のとじま臨海公園水族館」が20日、一部施設で約半年ぶりに営業を再開した。県内外に避難していた生き物たちも戻ってきて、待ちわびた家族連れや地元住民らが次々と訪れた。

 のとじま水族館は、元日の地震による断水でボイラーを動かせなくなり、配管なども損傷。水温や水質を保てず、ジンベエザメ2匹を含む4000匹以上が死んだ。急ピッチで復旧作業を進め、夏休みシーズンの再開にこぎ着けた。

 開館の式典では、水族館職員や来館者らが「がんばろう! 能登」と印刷された風船約100個を青空に飛ばして再開を祝った。

 施設前には40人以上が行列をつくった。地震前の約400種約2万2000匹には届かないが、県内外に避難していたペンギンやウミガメなどを含む約210種約7500匹が展示された。館内には「お魚が来たよ」「サメ発見!」などと子どもたちの元気な声が響いた。

 飼育員の釘宮ひなたさん(25)は「久しぶりにお客さんの笑顔を見られてうれしい。イルカとアシカはまだ避難中だが、『おかえり!』と迎えられるように、環境作りを頑張りたい」と意気込んだ。境谷仁館長は「一日も早い全面再開に向けて努力していく」と話した。

 自宅が被災し、妻の実家に避難している同市の会社員(56)は「家族で何度も訪れたアルバムのような場所。避難していたペンギンに会って癒やされたい」と笑顔を見せた。

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