ウィンドウズの障害、パリオリンピックへの影響は限定的…ユニホーム支給や認証カード発行に遅れ

エッフェル塔に掲げられた五輪マーク（１８日）＝ロイター

　米マイクロソフトの基本ソフトウェア（ＯＳ）「ウィンドウズ」で１９日に発生したシステム障害で、パリオリンピックの大会組織委員会は同日、２６日の開幕に向けた準備作業への影響は限定的だったことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。

　組織委は「現時点での影響は、大会関係者へのユニホーム支給や認証カード発行にかかわるものに限られる」と説明。影響が出ている人には連絡を取り、受け取りを先送りさせているという。チケット販売への影響はなく、会場の準備作業も通常通り、続いている。

　大会組織委のトニー・エスタンゲ会長は報道陣に対し、一部の業務には遅れが出ていることを認めたうえで、「組織委としては、速やかに障害が解消されることを望んでいる」と述べた。（デジタル編集部）