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柔道ニッポンの躍進、先陣・角田夏実がカギ…混合団体は東京オリンピックの雪辱期す

読売新聞 / 2024年7月22日 18時15分

全日本代表合宿で練習する阿部一二三(左)

[直前診断]

 パリ五輪に向け、選手たちは日本国内や欧州各地で本番に向けて総仕上げに入っている。メダル獲得が有望な競技を中心に期待度を最終チェックする。

柔道

 東京五輪は過去最多となる9個の金メダルを獲得した。今回もメダルを量産したいところだが、各国のライバルの壁は決して低くはない。金メダル候補がそろう軽量級で流れをつなげられるかが重要そうだ。

 最大の注目は、女子52キロ級の阿部詩と男子66キロ級の阿部一二三(ともにパーク24)の 兄妹 きょうだいによる連覇がなるかだ。2人とも練習を優先して国際大会を絞ってきたが、出場すれば他を圧倒する。それでも、6月にクロアチアで行われた国際合宿に参加した詩は「海外の強い選手と組み合い、足りない部分を感じられた」と気を緩めていない。アクシデントがなければ、連覇は大いに期待できる。

 一方で、中重量級はこの3年の国際大会で思うような成績になっていない。男女とも、地元開催で勢いに乗るフランス勢や、ジョージアなど東欧から中央アジアの選手が台頭しており、日本は映像分析などで対策に必死だ。

 鍵を握るのは、開会式翌日に決勝が行われる女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)か。全日本女子の増地克之監督は「角田が金メダルを取って、柔道と言わず、チームジャパン全体に流れを持ってきてほしい」と期待する。

 個人戦はもちろん、東京五輪決勝でフランスに敗れた混合団体で覇権を奪えるかも注目だ。全日本男子の鈴木桂治監督は「金メダルにこだわってこその日本柔道。勝ちきる」。発祥国の意地を見せねばならない。(小高広樹)

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