春場所で新入幕Ｖの尊富士が十両で復帰、初の大いちょう姿で登場…阿武剋を寄り切る

阿武剋（左）を寄り切りで破った尊富士（２１日）＝大塚直樹撮影

　大相撲名古屋場所８日目の２１日、春場所で新入幕優勝を果たしたものの、右足首のけがで先場所を全休、番付を十両に下げた尊富士がこの日から出場。阿武剋を力強く寄り切り、大歓声を浴びた。

　春場所はちょんまげ姿だったが、初めて大いちょうを結って登場。鋭い踏み込みからもろ差しになり、復帰戦を白星で飾った。尊富士は「優勝した後から注目してもらい、『お帰り』など大きな声援も届いた。稽古は十分ではないが、自分を信じてやった」と話した。