1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」の製造販売可否、8月1日に審議…9月にも承認の可能性

読売新聞 / 2024年7月21日 18時17分

イーライリリー本社=AP

 厚生労働省は、米製薬大手イーライリリーのアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」について、8月1日に専門家部会で、製造販売の承認の可否を審議することを決めた。了承されれば、9月にも承認される可能性がある。

 ドナネマブは、患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイド β ベータ」の塊を取り除き、病気の進行の抑制を図る点滴薬。対象は、アルツハイマー病の早期患者で、認知症の前段階となる軽度認知障害(MCI)の人も含まれる。日本の製薬会社エーザイなどが開発して承認され、国内では昨年12月から使用されている「レカネマブ」と同じタイプの薬だ。

 イーライリリーによると、約1700人が参加した臨床試験では開始1年半で、ドナネマブを投与したグループは偽薬を投与したグループに比べ、認知機能や日常生活を送る能力の低下が22%抑えられた。より早期段階のグループでは、35%抑えられた。

 同社は昨年9月、厚労省に承認申請していた。米食品医薬品局(FDA)は、今年7月2日に承認している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください