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トランプ氏「民主主義のために銃弾を浴びた」、屈しない姿勢アピール…厳戒の集会会場

読売新聞 / 2024年7月21日 18時57分

トランプ氏(手前右)とバンス氏(左隣)の登場に盛り上がる会場=淵上隆悠撮影

 【グランドラピッズ(米ミシガン州)=淵上隆悠】米共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)は20日、大統領選で激戦州の一つとされるミシガン州で集会を開いた。集会はトランプ氏が暗殺の危機にさらされてから1週間後に行われ、会場を屋外から屋内に変更して厳戒態勢が敷かれた。トランプ氏は銃弾に屈しない姿を支持者にアピールした。

 会場となったのは、ミシガン州第2の都市グランドラピッズ中心部の屋内施設。米紙ワシントン・ポストによると、当初は屋外で行う予定だったが、13日に屋外で行われた集会でトランプ氏が銃撃を受けたため、比較的警備がしやすい屋内に変更した。

 会場周辺では、自転車で走る警察官や馬に乗った保安官らが行き交い、不審者がいないか警戒していた。会場近くの建物の屋上からも、警備関係者が望遠鏡のようなもので列に並んだ支持者の様子をうかがっていた。上空では複数の無人機が飛行していた。

 トランプ氏は、副大統領候補として初めて「トランプ集会」に参加したJ・D・バンス上院議員(39)の紹介を受けて登場した。負傷した右耳には従来の白いガーゼではなく、肌色のばんそうこうが貼られていた。

 トランプ氏の大統領時代の主治医で、患部の経過をみているロニー・ジャクソン下院議員は20日の声明で、傷は幅2センチで軟骨の表面に達しているが、縫合は必要なかったと明らかにした。出血は続いているが、腫れは引き、順調に治癒しているという。

 トランプ氏は演説で、民主党が自身を民主主義の脅威だと批判していることに対し、「私は民主主義のために銃弾を浴びた」と主張した。中国の 習近平 シージンピン国家主席から「美しい(見舞いの)手紙」を受け取ったと披露するなど約1時間50分にわたり話し続けた。ステージは約10人の警護官に囲まれ、警備関係者数十人が絶えず客席の通路を歩き回った。

 会場では、銃撃直後にトランプ氏が星条旗をバックに拳を突き上げる写真がプリントされたTシャツを着た支持者が多くみられた。ジョン・デルーさん(28)は「トランプ氏に揺るぎない支持を伝えるためにこの服を着た」と話した。

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