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ゲーム・アニメや広告などコンテンツ産業向け、経産省が生成AIのガイドブック…知的財産権の侵害防止

読売新聞 / 2024年7月22日 11時22分

 経済産業省は、ゲームやアニメ、広告といったコンテンツ産業向けに、生成AI(人工知能)の活用実例や法的な対応策を盛り込んだガイドブックを初めて作成した。知的財産権の侵害や偽情報の拡散を防ぎながら、業務の効率化につなげてもらう狙いだ。

 生成AIの適切な活用事例として9件を取り上げた。ゲーム専用AIを開発するモリカトロン(東京)は、生成AIがストーリーやキャラクター、背景画像などを自動的に作成するゲームを制作し、開発期間の短縮に成功した。不具合がある画像が使われないよう制御、監視する仕組みも施した。

 伊藤園は、「AIタレント」を日本で初めてテレビCMに採用した。イメージ通りのモデルに仕上げた一方、類似したCMがないか、画像検索でチェックした。

 実際に生成AIを利用する際の注意点も列挙した。例えば、AIによる生成物が、他人の著作物と似ているものだった場合は、「利用すること自体を避ける」「著作権者から許諾を得た上で利用する」などの方法で著作権侵害を避けるようアドバイスしている。

 また、生成AIは、「もっともらしい文章を作成するものであり、誤った情報が生成される可能性がある」と強調し、正確性や根拠の確認、個人情報や機密情報の取り扱いに注意するよう促した。

 経産省の担当者は「クリエイターの権利や利益に配慮し、生成AIとうまく付き合うことがコンテンツ産業の発展につながる」と指摘している。

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