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連覇狙う橋本大輝、ライバルは張博恒…男子団体はあん馬と鉄棒で他を引き離せるかがカギ

読売新聞 / 2024年7月23日 16時35分

個人総合で五輪2連覇がかかる橋本大輝

[直前診断]

 パリ五輪に向け、選手たちは日本国内や欧州各地で本番に向けて総仕上げに入っている。メダル獲得が有望な競技を中心に期待度を最終チェックする。

体操

 男子団体総合で2大会ぶりの頂点を狙う日本は、橋本大輝(セントラルスポーツ)ら2021年東京五輪銀メダルメンバー3人に初出場の2人を加えた布陣で臨む。最大のライバルは中国になりそうだ。

 23年の国際大会では、両チームのベストメンバーによる直接対決は実現しなかった。2大会が同時期に行われ、日本はベルギー・アントワープでの世界選手権を制し、中国は地元開催のアジア大会にエースの張博恒ら主力の一部を投入して優勝した。

 勝敗のカギは、互いに得意種目でどれだけ相手を上回れるか。日本はあん馬で勢いに乗り、自信を持つ鉄棒で突き放したいところだ。中国はつり輪で圧倒的な力を誇り、平行棒も得点源。ただ、ともにミスが重なると、28年ロサンゼルス五輪に向けて強化を進める米国、地力のある英国などが食い込んできそうだ。東京五輪金メダルのロシア勢は出場しない。

 男子個人総合も、橋本と張の争いが軸。前回大会王者の橋本は5月に右手中指を負傷し、練習量に影響が出た。張は団体戦でフル稼働する見通しで、個人戦にどう作用するか不透明だ。日本は各選手が得意とするそれぞれの種目別で予選を通過すれば、メダル獲得の可能性もある。

女子4人で臨む

 日本の女子は宮田笙子(順大)の出場辞退を受け、初出場の4人で臨むことになった。23年世界選手権代表の岸里奈(戸田市スポーツセンター)を中心に予選から厳しい戦いになりそうだ。また、心の健康を理由に東京五輪の複数種目を棄権した16年リオデジャネイロ五輪女子4冠のシモーン・バイルス(米)が完全復帰を果たしており、再び世界を驚かせそうだ。(大舘司)

安楽や森、メダル狙う…スポーツクライミング

 東京五輪の3種目複合から競技方式が変わり、ボルダーとリードで競うことになった複合で日本は男女ともにメダルを狙える実力者がそろう。

 男子は昨年のワールドカップでボルダー、リードともに年間王者に輝いた高校3年の安楽 宙斗 そらと(JSOL)、2023年世界選手権複合3位の楢崎 智亜 ともあが出場する。安楽は優勝候補として臨んだ世界選手権で表彰台を逃した苦い経験がある。失敗を糧に平常心を保てれば東京五輪銅のヤコプ・シューベルト(オーストリア)らと金メダル争いを演じる実力は十分にある。

 女子はリードで圧倒的な持久力を誇る森 秋彩 あい(茨城県連盟)、前回銀の野中 生萌 みほうが、五輪連覇を狙うヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)に挑む。森は23年世界選手権のリードでは、ガルンブレトを僅差の2位に抑えて優勝しており、ボルダーで好位置につけて得意種目を迎えたい。

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